2017年4月7日金曜日

熱中症は病気なのか?

父は、サウナ内で閉じ込められて熱中症を発症し、結果的に死亡した。

この「熱中症」というのが、今回の保険金支払いに関する争点である。この熱中症は、通常の気象条件で発生した場合は、一般的には「病気」として扱われる。それは、炎天下で熱ければ、日陰に入ればいいし、水を飲めばいい、そういう回避を怠っていると、徐々に水分が失われ熱中症となり、脱水症状が進み、目眩がおこったり、吐き気がしたりする。

父も医師の最終的な死因としては、「熱中症」による「多臓器不全」であった。ただ、父の場合は、サウナの中でこの状況が短時間で進行したのである。

顔面や背中には、皮膚移植が必要となるくらいの3度の熱傷(火傷)があった。つまり、床や壁にずっと倒れていたことが推測される状況であった。また、サウナ内は90度であるため、気持ち悪いなどサウナ内で体の異変を感じれば、すぐに退室するであろう。しかし、床に倒れた状態で発見された。

ここから考えると、サウナ入浴時間として5分くらいして退室しようとしたところ、立ち上がり、そのまま立ちくらみをし意識が遠のいてしまった。その結果、サウナ内に15分以上閉じ込められ、結果的にサウナという高温環境で熱中症が進行し、死亡に至ったことが考えられる。

旅行会社が契約している保険会社の調査結果にも、「医師のヒアリングから、サウナ内で熱中症が発生した原因は、起立性低血圧などによる意識消失の可能性が高い。また、脳・循環器系の疾患は否定的。死因は外因死」とあった。これは明らかに、病気が原因ではない。

しかし、保険会社と旅行会社は、「熱中症=疾病」という考えがあるので、疾病であるため、不慮の事故ではないと判断したのだ。これは、素人である私にとっても、かなりの違和感を覚えた。

私は、この不合理な判断が、某旅行会社のこれまでの対応とあわさって、本格的に自分でどういう事なのかを解明しようとおもったきっかけとなった。


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