2017年8月16日水曜日

東京高等裁判所法廷

東京高等裁判所は、建物内に入る際に、空港にあるような金属探知機ゲートで体をチェックされるのと、荷物もX線検査ですべてチェックされる。弁護士は、仕事で来ているので、弁護士用のゲートがありそこまで厳重な検査ではないのだが、私のような裁判への参加者、あるいは、傍聴者はこのゲートを通ることとなる。

私の裁判にも、傍聴者が15名程度訪れていた。学生の軍団と、それを率いる先生もいた。裁判というものの勉強なのか、法学部の学生なのか、実際に勉強のために来ていたのだと思うが、私はなんとなく、通常の裁判じゃなくて「ごめんね」と内心思っていた。

なぜならば、高等裁判所の民事裁判。相手側控訴人席では、3名もの弁護士がずらっと並び、被控訴人席は、私1名。法定前の紙を見ていて人が、「(大手旅行会社)○○との損害賠償請求だね。あれ弁護士の名前が書いてないね。なんでだろうね。。。」的な会話をしていたのを思い出したからだ。テレビでよく見る法廷に、まさか、一人で座るとはおもわなかった。

さて、裁判では裁判長が内容を確認していく。私は、控訴理由として「父親が自殺をした」という理由で控訴をされていることが納得がいかないことを声を荒げて主張をした。たぶん、裁判官も、大手旅行会社の主張がおかしいと感じたのだと思う。一通りの話を双方から聞いた後、裁判官が、「この後の進行を協議するため一時席を外します」と5分から10分程度だろうか席を外した。私としては、こんなこともあるんだーと思って「ぽかん」としていた。

戻ってきた裁判長たちは、「和解をする気があるのか」を訪ねてきた。私は、相手方は1審にて「和解を拒否し、自殺をしたといわれ、和解を受け入れることはできない」ことを言ったが、裁判長は、1審と2審では考えも変わるかもしれないしと、旅行会社弁護士に対してたしなめるように発言をした。私は、「和解をこの場で受け入れるか、受け入れないかを決めなければならないのか」がわからなかったので確認したところ、和解内容等の受け入れは後で決めればいいと言われたので、いったん受け入れることとした。

そして、それと同時に、次回の判決言渡し日も話された。つまり、和解とならなかった場合の判決は、ほぼ決まっているということで、継続審議はしないということである。私は、胸をなでおろした。


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1 件のコメント:

  1. 控訴審の流れとしては一般的だと思います。
    高裁での訴訟も、15%くらいは本人訴訟なのではないかなと感じます。

    相手方訴訟代理人を名誉毀損で提訴してはいかがですか。
    https://www.bengo4.com/c_3/b_573958/

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